理想より大事な完璧じゃない「わたし」｜疲れた30代女性へ

毎日、仕事に家事に育児に追われて、ふと気づくと自分のことは後回し。

「理想の女性像」に縛られて、笑顔も少なくなっていませんか？

30代になると、周りから求められる“完璧な姿”はどんどん増えていきます。

でも、無理して演じる必要ないと思います。

大事なのは、外側の評価よりも、自分が心地よくいられること。

この記事では、仕事・家事・育児に追われる30代女性に向けて、
「理想の女性像」に惑わされず、毎日を少し楽に、少し整えて生きるヒントをわたしなりにまとめました。

この記事を読んで最後にはスッと心が軽くなると嬉しいです😊

1. はじめに ― 今になって気づいたこと
2. 女性像って、誰が決めるの？
3. 仕事と「女性らしさ」
4. 家事と「完璧さ」
5. 育児と「理想の母親像」
6. 疲れを癒す「わたしだけの整え方」
7. わたしが憧れる女性像
8. 最後に ― 「わたし。」でいこう

1. はじめに ― 今になって気づいたこと

30代に入ってから、「わたしってどんな女性なんだろう？」って考える時間が増えた気がします。

20代の頃は「なりたい女性像」ってすごく分かりやすくて、雑誌のモデルさんやドラマのヒロイン、SNSでキラキラしている誰かを見て「ああなりたい！」って思ってました。

でも現実の30代って、想像以上に忙しい。

仕事は責任が増えてプレッシャーもあるし、帰れば家事の山。人によっては子育てや親のことまで背負う。

「理想のわたし」と「今のわたし」が全然かけ離れていて、正直びっくりすることもあるんですよね。

ふと夜の洗面台で鏡をのぞいたときに、「これが本当にわたし？」って思う瞬間。

目の下のクマも気になるし、昔より髪のツヤもなくなった気がするし、20代の頃に想像していた“30代の女性像”とはちょっと違う。

でも一方で、不思議と「あれ？これも悪くないな」って思えるときもあるんです。

完璧じゃないけど、日々をなんとかこなして、ちゃんと立っている。

それって案外、10年前に憧れていた“女性像”より、ずっとリアルでカッコいいんじゃないかって。

だからこそ、このブログでは「女性像」というちょっと大きなテーマを、30代女性のリアルな目線で掘り下げてみたいと思います。

理想と現実の間で揺れる中で、どう整えていくのか。

きっとあなたにも「わかるわかる！」って思ってもらえるはずです。

2. 女性像って、誰が決めるの？

「女性像」って、誰が決めてるんでしょうね。

社会？親？パートナー？それともSNSで流れてくる“完璧そうな誰か”？

気づけばわたしは、ずっと「外から与えられた基準」に合わせようとしてました。

就職したての頃は「仕事ができる女性像」を目指して背伸びしていたし、結婚すれば「家庭を守る女性像」が当然のように頭に浮かぶ。

子どもができれば「優しくて、笑顔で、手作りおやつまで用意する母親像」が理想として押し寄せてくる。

でも、正直疲れるんですよね。

だってそれ、

全部“誰かの理想の女性”であって、わたし自身の姿じゃないから。

SNSを開けば、仕事も家庭もキラキラに両立している女性がタイムラインに流れてきて、「なんで私はできないんだろう…」って自己嫌悪。

実家に帰れば「女の子なんだからもっと家事しないと」なんて一言にぐさっとくる。

パートナーから「気配り上手だよね」って言われても、「女性だから」って枠に入れられたようでモヤッとしたり。

でもあるとき、ふと思ったんです。

「理想の女性像」って、そもそも“自分の心が整っているとき”に自然と見えてくるものじゃない？

人の目に合わせて演じるのではなく、
・疲れた日は手抜きごはんでもOK
・仕事では“女性らしい気配り”じゃなくて“わたしの強み”で勝負する
・母親像に縛られるより「今日一回でも子どもと笑えたら十分」って思う

そうやって自分の心地よさを軸に選んでいくと、無理して作らなくても「わたしの女性像」が少しずつ形になってきたんです。

3. 仕事と「女性らしさ」

30代になると、仕事の中での立場や役割が20代の頃とはガラッと変わりますよね。

後輩の育成やプロジェクトのリーダーを任されたり、責任あるポジションに引き上げられたり。

一見「キャリアのステップアップ」なんだけど、その分プレッシャーも大きい。

そんな中でよく出てくるのが「女性らしい気配り」とか「柔らかさ」。

もちろん褒め言葉として受け取れるときもあるんですけど、正直「ん？」って思うことも多いんですよね。

だって、同じ仕事をしてても「女性だから気配り上手」「男性だから頼りがいある」って評価が分かれる。

気配りが得意な男性もいれば、冷静沈着な女性だっているのに。

昔のわたしは、「女性らしく」振る舞うことが正解だと思ってました。

たとえば残業してる人に差し入れを用意するとか、会議で誰よりも先にお茶を出すとか。

でもある日ふと、「これってわたしがやりたいこと？それとも“女性だからやるべき”って思い込んでるだけ？」って考えたんです。

それからは意識を変えました。

「女性らしさ」で仕事を評価されるより、「わたしらしさ」で評価された方が嬉しい。

・得意なプレゼンでプロジェクトを動かす
・冷静に数字を分析して戦略を立てる
・チームを盛り上げる雰囲気づくりをする

これって全部「わたしだからできること」であって、性別は関係ないんですよね。

疲れた日は堂々とカフェで甘いものを食べて充電するのも、「働くわたし像」の一部。

完璧な“できる女性像”じゃなくても、ちゃんと前に進んでる。

それでいいんだって思えるようになりました。

4. 家事と「完璧さ」

家事って、本当にキリがないですよね。

洗濯して干したと思ったら、もう次の洗濯物がカゴにたまってる。

ご飯を作ったと思ったら、すぐに「今日の夜ご飯どうしよう…」って考える。

一日中動いても「まだやることあるな」って感じる。

昔は「家事は女性の仕事」って言われてきた世代の親を見て育ったからか、つい「ちゃんとしなきゃ」って思ってしまうんです。

インスタで映えるおしゃれな料理や、ピカピカのリビング写真を見ると、「わたしは全然だめだな」って落ち込むこともある。

でも、30代になって気づいたんです。

「完璧な家事」って、誰のため？

自分が疲れてイライラしてるのに、部屋がきれいでご飯が完璧でも、家族は幸せじゃないかもしれない。

それよりも「今日はお惣菜で済ませたけど、一緒にテレビ見ながら笑えた」とか、
「掃除はざっくりだけど、心に余裕があって優しくできた」とか、そういう方が大事なんじゃないかなって。

だから最近は「がんばりすぎない家事」を心がけてます。

・掃除は週末にまとめる＆ロボット掃除機に任せる
・ご飯は3日分くらい作り置きして、あとはお惣菜で乗り切る
・洗濯物はたたまずにハンガー収納にする

最初は罪悪感があったけど、不思議とその方が気持ちが楽になって、家族も笑顔が増えました。

完璧じゃない「わたしの家事スタイル」も、ちゃんと「女性像」のひとつ。
「わたし」でいられる方が、ずっと心地いいんですよね。

5. 育児と「理想の母親像」

もし子どもがいるなら、30代で一番プレッシャーを感じるのは「母親像」かもしれません。
頭のどこかで「理想のお母さん」っていうイメージがあって、ついそこに自分を当てはめようとするんですよね。

たとえば…
・いつもニコニコしていて怒らない
・手作りのおやつや栄養満点のごはんを用意してあげる
・子どもの話を最後までしっかり聞いてあげる
・おしゃれで清潔感があって、子どもの自慢のママでいる

雑誌やSNSで見る“理想の母親像”って、まるで魔法みたいに全部こなしているように見える。

でも、実際にやろうとしたらすぐに壁にぶつかります。

現実は…
・朝からバタバタで「早くして！」とつい怒鳴ってしまう
・夜ご飯はレトルトで済ませる日もある
・疲れていると子どもの話を聞き流してしまう
・気づけばすっぴんジャージで一日が終わる

そんな自分を「ダメな母親だな…」って責めてしまう。

私も、子どもが寝た後に「今日もまたイライラしてしまった」って自己嫌悪で落ち込んだ夜がありました。

でもあるとき、子どもに言われたんです。
「ママが笑ってるときが一番好き！」

その言葉でハッとしました。

子どもにとって大事なのは「完璧なお母さん」じゃなくて、「笑顔で一緒に過ごしてくれるお母さん」なんだなって。

だから、理想の母親像に縛られるよりも、
・疲れたら無理せず手を抜く
・「ごめんね」ってちゃんと伝える
・一緒に笑う時間を少しでも増やす

それで十分。

子どもは「ママの笑顔」をちゃんと見ているんです。

わたしが思う「母親像」って、完璧じゃなくてもいい。
むしろ、不完全で人間らしい姿を見せることこそ、子どもにとって大切なことなのかもしれません。

6. 疲れを癒す「わたしだけの整え方」

30代になると、仕事も家事も育児も、全部“やらなきゃいけないこと”に追われて一日が終わることが多いですよね。
気づいたら夜、ベッドに倒れ込んでスマホを握ったまま寝落ち…。そんな日も少なくないと思います。

でも、そんなときにこそ大事なのが「わたしだけの整え方」。
ちょっとした時間でも、自分を癒す習慣を持っているかどうかで、翌日の心の軽さが全然違うんです。

小さなご褒美タイム

私はよく「夜のご褒美タイム」を作ります。
それは高級スパとかじゃなくて、ほんとにささやかなこと。
コンビニで買ったちょっとリッチなスイーツを、家族が寝静まった後にひとりでこっそり食べるとか。
お気に入りのマグでハーブティーをゆっくり飲むとか。
その短い時間があるだけで、「今日も一日がんばったな」って自分をねぎらえるんです。

心をゆるめる空間

部屋の一角に、お気に入りのキャンドルやアロマを置いて、簡単にリラックスできるコーナーを作るのもおすすめ。

たとえ5分でも、その空間に座ると「ああ、今は“わたしの時間”だ」ってスイッチが切り替わります。

家族がいても、カーテンを閉めて明かりを落とすだけで「ここだけはわたしの世界」。

わたしを労わるスキンケア

30代になると、肌や髪の変化も感じやすくなりますよね。

だからこそ、「整えるケア」をただのルーティンにしないで、自分を癒す時間に変える。

お気に入りのオイルでマッサージしたり、パックをしながら好きな音楽を流したり。

「美しくなるため」じゃなく「今日のわたしをいたわるため」のケアにすると、すごく心が満たされるんです。

誰にも邪魔されないひとり時間

正直、30代の女性にとって“ひとり時間”は贅沢品。

だからこそ、わざわざ予定に入れてでも確保する価値があります。

カフェでぼーっとノートを開いたり、映画を観たり、近所を散歩したり。

人によっては「運転してるときが唯一のひとり時間」なんて声も。

大事なのは、「わたしが心地いいと思える時間を、自分にちゃんと許すこと」。

整える時間って、特別なことじゃなくてもいいんです。

毎日の中に少しずつ、自分を癒す習慣を積み重ねていけば、忙しい30代でも「わたしの女性像」がちゃんと輝いて見えてくる。

7. わたしが憧れる女性像

「あなたの憧れる女性像ってどんな人？」と聞かれたら、昔のわたしはきっと雑誌のモデルさんや、SNSで輝いている人の名前を挙げていたと思います。

完璧なルックスで、仕事もできて、家庭も大事にしていて…。

そういう「全部持ってる女性」が理想だと信じていました。

でも30代になった今、憧れる女性像はガラッと変わりました。

無理をしていない人

一番に思うのは「自然体の人」。

完璧に見えなくてもいいのに、自分の心地よさを大事にしている人ってすごく魅力的に見えます。

「今日は疲れたから手抜きするね」ってさらっと言える人。

そういう人の周りって、不思議と空気が柔らかくて安心するんですよね。

自分を大切にできる人

子どもやパートナー、職場の人を大事にすることも大切だけど、まずは自分を大事にできる人。
疲れたら休む、好きなことを楽しむ、必要なときに助けを求める。
それができる人って、結果的に周りの人にも優しくできるんだと思います。
30代になって「自分をすり減らしてまで頑張る必要はない」って気づいたとき、この考え方にすごく救われました。